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プロゲーマーになるには?仕事内容や必要なスキルについて詳しく解説

「プロゲーマーになりたいけど、実際にどんな仕事をしているのかわからない」

「ゲームは好きだけど、プロゲーマーで生活ができるのかな?」

eスポーツが注目を集めるようになり、同時にプロゲーマーという職業にも注目が集まっています。しかし、プロゲーマーになる方法や実際の仕事内容、収入について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。

そこで、本記事ではプロゲーマーへの道のりや仕事内容、収入面や必要なスキルについて詳しく解説します。

この記事を読むことで、プロゲーマーになるための具体的な方法や必要なスキル、収入の仕組みについてわかります。プロゲーマーとして生活するという夢への第一歩を踏み出せるでしょう。

目次

プロゲーマーとは

プロゲーマーは、主にゲームのプレイを通じて収入を得る職業です。

プロゲーマーは、主にeスポーツの大会に参加します。eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略称です。eスポーツという名称は、コンピューターゲームでのプレイヤー同士の対戦を競技として捉えたものです。

プロゲーマーの活動は、eスポーツの大会に参加するだけではありません。ゲームプレイの動画配信やゲームイベントへの参加をする場合もあります。

プロゲーマーは、ゲームの高度な技術と知識を活用することで収入を得ている専門職といえるでしょう。

プロゲーマーになるには

プロゲーマーになるには、いくつかのステップがあります。ゲームの実力をつけるだけでなく、プレイするゲームの選択や知名度の向上を目指すなどのステップを経ることが不可欠です。

次に、プロゲーマーになるために押さえておきたいポイントをステップごとに紹介します。

好きかつプレイ人口の多いゲームを選ぶ

プロゲーマーになるには、ゲームの選択が重要です。好きなゲームであることと、プレイ人口の多さの両方を考慮する必要があります。

好きなゲームであれば、継続的に練習を続けられて実力をつけられる可能性が高いです。また、プレイ人口の多いゲームは大会が多く開催されるだけではなくスポンサーも獲得しやすいため、長期的な活動ができます。

例えば「大乱闘スマッシュブラザーズSP」は2018年に発売されましたが、現在でも多くのプロゲーマーが活躍しています。

プロゲーマーになるには、好きであると同時にプレイ人口の多いゲームを選ぶのが良いでしょう。

実力をつける

プロゲーマーになるには、ゲームの実力をつけることが必要です。

世界中のプロゲーマーと競うためには、日々の練習やメンタル面の強化などの地道な努力が必要です。現在活躍しているプロゲーマーのほとんどが日々努力しています。

例えば、プロゲーマーのウメハラ選手は練習を生配信し、大会で様々な状況に対応するため操作キャラクターの練度を高めています。

地道に実力を身につけることが、プロとして活動するために必要です。

知名度を上げる

プロゲーマーになるには、自身の知名度を上げることが目標の一つです。

知名度が上がればプロチームに勧誘されるなど、プロゲーマーになるためのチャンスをつかみやすくなります。

知名度を上げる方法は、大会やゲーム内での活躍だけではありません。日頃からSNS上で発信をしたり、YouTubeで動画配信をしたりすることも知名度を上げる効果的な方法です。

ゲームとSNS両方の戦略が、プロゲーマーを目指す上で求められます。

プロチームに所属する・スポンサーを獲得する

プロゲーマーになるために最も重要なことは、プロチームへの所属やスポンサーの獲得です。

チームに所属すればよりよい環境で練習ができ、スポンサーを獲得できれば活動資金や機材の援助を受けられます。

ほとんどのプロゲーマーはチームに所属して、整ったサポート体制のもとで練習をしています。同様に使用する機材の多くはスポンサー企業からの提供です。

プロチームに所属し、スポンサーを獲得することは、プロゲーマーとしての活動に不可欠です。

プロゲーマーの仕事内容

プロゲーマーの仕事内容は大会でゲームをプレイするだけではありません。イベントに参加する、動画の配信をするなど幅広く活動しています。

次に、プロゲーマーの具体的な仕事内容について紹介します。

大会に参加する

プロゲーマーの主な仕事は、eスポーツの大会に参加することです。

プロゲーマーは、国内外で開催される大会に出場して賞金獲得を目指すと共に、実力を披露します。

例えば、2024年にアメリカのラスベガスで開催された「EVO」には1万人を超える参加者が集まりました。「EVO」は2002年から毎年開催されている大会です。「EVO」では世界的に有名なプロゲーマーであるウメハラ選手やときど選手が過去に優勝しています。

好成績や好プレーを残せば成功に近づくため、多くの大会で活躍することはプロゲーマーにとって大きな目標といえるでしょう。

イベントに参加する

プロゲーマーは、様々なゲームイベントやスポンサーのPRイベントに参加する場合があります。

プロゲーマーとしての活動には、プロゲーマーという職業の知名度の向上やファンの獲得が必要です。また、契約しているスポンサー企業のイメージ向上にも貢献する必要があります。

例えば「日本eスポーツアワード2024」ではプロゲーマーと対戦できるブースが設けられました。ファンとのツーショット写真の撮影なども行われ、ファンのためのイベントも積極的に行われています。

イベントなどへの参加もプロゲーマーとして欠かせない仕事といえるでしょう。

プレイ動画の配信をする

プロゲーマーは、自身のゲームプレイを多くの人に見てもらうことも求められます。

動画投稿サイトなどでプレイ動画が多く再生されれば、自身の知名度向上につながります。動画が多く再生されれば、広告収入などの収益を受けられる場合もあるでしょう。

プロゲーマーのカワノ選手は、YouTubeやTwitchで動画投稿や生配信をしています。自身のプレイを見せるだけではなく、生配信では視聴者との対戦やアドバイスをするなどで高い人気を得ています。

プレイ動画の配信は、プロゲーマーとして活動する上で必要な仕事です。

プロゲーマーに必要なスキル

プロゲーマーに必要なスキルはゲームの実力や強い精神力、コミュニケーション能力、語学力です。

次に、プロゲーマーとして活動していくために欠かせないスキルを紹介します。

ゲームの実力

プロゲーマーにとってゲームの実力があることは大前提です。

プロゲーマーの世界は実力がものを言う世界です。実力がなければ人々から注目されず、大会で活躍することもできないでしょう。

活躍しているプロゲーマーの多くは、日々の基礎練習を積み重ねています。例えば、対戦格闘ゲームのプロゲーマーは、日々の練習により操作精度や反応速度を高めています。

ゲームの実力は、プロゲーマーとして活躍するために必要なスキルです。

強い精神力

強い精神力は、プロゲーマーとしての活動を支える柱となります。

勝負においては、精神力の強さが勝敗を分ける場合があります。また、プロとして活動を続けるためには、たとえ負けが続いても諦めないメンタルの強さも必要です。

例えば、プロゲーマーのウメハラ選手は2004年に開催された「EVO」でみせた「背水の逆転劇」で有名です。ウメハラ選手の操作キャラクターの体力が残り少ない状況で相手が放った必殺技を全て冷静に防御して、多くの人を魅了しました。

強い精神力を持つことは、ここぞという場面で実力を発揮するために重要な要素と言えるでしょう。

コミュニケーション能力

プロゲーマーとして必要なスキルに、コミュニケーション能力が挙げられます。

チーム戦のゲームでは、チームメイトとの素早い意思疎通が必要です。個人戦のゲームの場合でも、同じゲームで活躍するプロゲーマー同士で情報交換をする場合があります。ゲームだけでなく、ファンやメディアへの対応にもコミュニケーション能力が必要です。

例えば、試合中にチーム内で有利な状況を作るため素早く相談したり、試合後のインタビューに答えたりすることがあります。

プロゲーマーとして幅広く活動するために、コミュニケーション能力は必要なスキルとなるでしょう。

語学力

語学力は、プロゲーマーとしての活動範囲を広げるための鍵となります。

海外プレイヤーとの交流や、海外ファンの獲得のためには語学力が欠かせません。外国語が理解できれば、海外のプロチームに所属できるなど、自身の可能性が広がります。

例えば、プロゲーマーのta1yo選手は、英語力を活かして日本人初の海外の「オーバーウォッチ・リーグ」に参戦しました。

自身のプロゲーマーとしての将来性を広げるために、語学力は重宝するスキルです。

プロゲーマーの主な収入について

プロゲーマーの収入源は大会の賞金だけではなく、チームからの給与やスポンサー収入、動画配信など様々です。

次に、プロゲーマーが収入を得る方法をいくつか紹介します。

プロゲーマーの年収の実態

日本のプロゲーマーの平均年収は約400万円と言われていますが、実際には個人差が大きくなっています。年収が1億円を超えるトッププレーヤーから100万円程度に留まっている人もいるなど様々です。

プロゲーマーの年収は、実力や知名度などによって差があります。大会賞金やチームからの給与やスポンサー収入など、個人の活動によって得られる収入が変動するためです。

一例として、プロゲーマーの立川選手は2024年にサウジアラビアで開催された「EWC」で7万5000ドルを獲得しました。大会以外の活動を含めると、詳細な金額は不明ですが1,500万円以上の年収を得ているでしょう。

プロゲーマーとして安定した収入を得るためには、実力向上や様々な媒体での発信に地道に取り組むなどの努力が求められます。

大会賞金

プロゲーマーは大会賞金が収入源の一つであり、実力次第で大きな収入を得るチャンスです。

賞金額は大会によって様々ですが、世界大会のような大規模な大会の場合、数千万から数億円の賞金が用意される場合があります。

開催される大会の例は、次のとおりです。

大会名開催地ゲーム名賞金総額特徴
カプコンカップアメリカストリートファイター200万ドルツアー大会で優秀な成績を残したプレイヤーのみ参加可能
Apex Legends Global Series欧米地域Apex Legends200万ドル1年を通して行われる地域毎の予選を突破する
FNCS Global Championship欧米地域FORTNITE200万2000ドル週間ランキングの上位が勝ち上がる
League of Legends World Championship欧米、アジアなど毎年異なるLeague of Legends225万5000ドル地域毎の総当たり戦を突破する
VALORANT Champions Tour毎年異なるVALORANT225万ドルトーナメント戦とリーグ戦を勝ち抜く

安定して賞金を得ることは難しいですが、多額の大会賞金を得られれば生活に余裕を生む収入源となるでしょう。

所属チームからの給与

プロゲーマーは、所属チームから給料を受け取れる場合があります。

給与額はチームやプレイするゲームの規模、自身の商品価値などによって異なり、月給制や年俸制など制度も様々です。

受け取る金額に差がありますが、大会賞金とは異なり収入として安定しているといえます。

プロゲーマーとしての活動に集中するために、チームからの給料という安定した収入源は重要です。

スポンサー収入

スポンサー収入からは、プロゲーマーが安定した収入を得られます。

スポンサーと契約することで経済的な支援を受けられます。経済的な支援だけでなく使用する機材を提供してもらえる場合もあるなどの大きなメリットも魅力です。

例えば、ゲームの機材を扱う「Razer」からスポンサー収入を得ているプロゲーマーがいます。支援を受けているプロゲーマーは、大会や動画配信で提供された機材を使用したり宣伝したりしています。

スポンサー収入は、プロゲーマーが継続的に活動するために必要な収入源です。

動画配信

プロゲーマーは、動画配信によって得られる収入も生活の助けとなります。

動画配信は、広告収入や視聴者による支援の他に知名度向上やファン獲得にもつなげられるため、欠かせない活動でしょう。

例えばYouTubeでは、自身のプレイ動画が多く再生されれば広告収入を得られます。生配信では、視聴者からの直接的な支援である「Super Chat」(通称スパチャ)を受け取れることがメリットです。

動画配信による収入は、プロゲーマーとしての活動に必要なものといえます。

まとめ

今回は、プロゲーマーになるための方法や仕事内容、必要なスキルや収入について解説しました。

プロゲーマーはゲームで生活できる夢のある職業ですが、実力主義の厳しい世界でもあるため相応の覚悟が必要です。

現在活躍しているプロゲーマーは新人時代や下積みを経て、現在の地位を築いています。プロゲーマーとして活躍できるかは、精神力や語学力など総合的な努力次第です。

eスポーツの最前線で活躍するプロゲーマーになるための第一歩を踏み出し、地道に力をつけ続けて、夢に向かって進みましょう。

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